決算報告

決算報告

令和3年度決算報告

≪事業報告≫

少子高齢化や人口減少が進み、社会・経済の担い手の減少や地域における支え合い機能の弱体化など、地域社会を取り巻く環境が大きく変化している中、国においては、それぞれの地域で社会的孤立や社会的排除をなくし、誰もが役割を持ち、お互いに支えあっていくことができる地域共生社会の実現に向けた様々な取組が推進されています。

令和3年度においては、新型コロナウイルス感染症の拡大が収束しない中で、社会福祉の分野においては、経済活動の低迷による生活困窮者の増加や引きこもり等に伴い既存の福祉ニーズが深刻化するとともに、それらの支援に大きな役割を果たしてきた見守り活動やボランティア活動等の地域住民同士の交流を通じた地域福祉活動については、感染防止の観点から従来どおり実施することに対して様々な制限を受ける事態となりました。

こうした中、山口県社会福祉協議会においては、市町社協をはじめ各種関係機関や団体等の協力を得ながら、生活資金の確保が困難な方々に向けた緊急小口資金等の特例貸付をかつてない規模で実施するとともに、新型コロナウイルス感染症の影響下における地域福祉の推進方策の継続的な検討や活動事例等について情報共有を行い、コロナ禍においても、多様な福祉ニーズを抱える方々に対する支援や地域福祉活動を停滞することなく続けていくための取組を進めてきました。

 

また、人口減少社会をさらに意識した事業・基盤の再構築と災害対応力の強化の2点を重点的に取り組む課題として策定し、令和2年度からスタートした「第6次福祉の輪づくり運動推進県域活動計画」に沿って、計画の基本理念である「住みたい地域で 誰もが安心して心豊かに暮らし続けることができるまちづくり」の実現に向けて、次の4項目を重点項目として各種事業を実施しました。

 

◎重点事業の実施状況

 

  1. 地域福祉の推進
  2. 生活支援事業の充実強化
  3. 福祉人材確保と定着・育成
  4. 社会福祉研修の充実

 


添付ファイル